『曖昧な関係』展

人間の表現力は、想像をはるかに超える

一昨日、『インナー・ブランディングコース』でお世話になっている石井江奈さんと一緒に、銀座エルメスにある「フォーラム」で開催されている『曖昧な関係』展に行ってきました。

この「フォーラム」とは、銀座エルメスの8階にある、アーティストと共に創られた空間。芸術活動を支援しているエルメス財団による、小さいギャラリーのようなもの。

ブランドショップに、ギャラリーが併設されているなんて。
もともと、ちょっと敷居の高いエルメス。
そのエルメスの店舗を通過した先にあるエレベーターに乗ってたどり着くギャラリーは、ドキドキワクワクものでした。

そこに広がっていた世界は…
人間の表現力って、想像をはるかに超える多様さを持っているんだと実感する、
私がこれまで見たことのない芸術の世界でした。

 

私が惹かれたのは、ナイル・ケティングの世界

『曖昧な関係』展では、表現方法の異なる3人のアーティストの作品が展示されています。

その3人とは、

  • スイスのジュエリー作家、ベルンハルト・ショービンガー
  • フランスの画家、アンヌ・ロール・サクリスト
  • 神奈川県生まれ、ベルリン在住のアーティスト、ナイル・ケティング

そのアーティストの作品を通して、「作品と身体との間に生まれる関係性」を考察するというもの。

私がなぜか心惹かれたのは、ナイル・ケティングの世界。
作品を見た当初は、何が言いたいのか、何を表しているのか、全くわかりませんでした。
でも、その光と音と物体が融合した空間に引き寄せられた

ナイル・ケティングは、
「光波や音波といった不可視のマテリアルをベースに、
シグナルや香りといった現象を新しい物質性の感知やコミュニケーションへと
置き換えてゆく試み」
(エルメスホームページより)
を行っているそう。

う〜ん、わかるようでわからない…笑

展覧会のスタッフさんに作品の説明を聞いて、初めてその意味がわかりました。

※展覧会では、まずその作品を見て自分がどう感じるかを確認した後に、その作品の解説を聞くことで、さらなる理解が深まります。わからなかったらスタッフさんに聞くのが一番だと実感しました。
(江奈さん、聞いていただきありがとうございました)

 

人が感知できない自然エネルギーを、人間生活のツールを通して可視化

ナイル・ケティングが表している「光」と「音」と「物体」と「身体」と「空間」の曖昧な関係は、私の理解の何千倍も深いナイル・ケティングの問題意識を表しているのだろうと思います。

スタッフさんの解説を踏まえた上で(詳細は省略しますが)、私としては、

人間がなかなか感じることのできない太陽光という自然エネルギーによって、
人間が日常生活で使う家電製品を動かすことで、目に見えないものを見える化させ、
人間と自然との曖昧な関係性を考えさせる作品
である、と感じました。

そもそも人間である自分という存在は何なんだろう、というような深い意味合いが込められているような。

 

自分を表現する方法

冒頭にも記載したように、今回の作品を見て、自分の思考を表現する方法は、想像をはるかに超える多様な手段があることを感じました。

今後、私たちの生活には、IoT(Internet of Things:モノがインターネットのようにつながる)やAI(Artificial Intelligence:人工知能)といった人間の能力を代替するような機能が入り込んできます。

今後の社会において、自分を表現する方法を身につけることは、自分の存在価値を確立させるという意味においても、ますます必要不可欠になってくるように思います。

私もこれから様々な作品や表現に触れ、自分を表現する方法を確立させていきます。

 

PS.
私がギャラリーを訪れたのは、日が暮れた17:30頃でしたが、太陽の出ている昼間に見るその世界は、また違ったものを表しているのだろうと思います。

銀座エルメス8階のフォーラムは、周りがガラスで囲まれており、外の光をたくさん感じることができます。昼間は太陽の灯り、夜はネオンの灯り。

本展示は、2017年2月26日まで開催されているようですので、気になる方はぜひ足を運んでみてください。

 

FacebookやInstagramでも発信しています。
Facebook
Instagram

Related Entry

デトロイト美術館展

批判を恐れず、想いを形に

自分の気持ちに、素直に生きていますか?

どう感じるかは自由!人それぞれ!

ヴェルサイユの光と影に思いを馳せて

表現力豊かな女性になるために