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Art

デトロイト美術館展

ヨーロッパ近代絵画の画家とモデルに想いを馳せて

先週末は、上野の森美術館へアート鑑賞の旅に出かけました。
目的は、『デトロイト美術館展』。

アメリカのデトロイト美術館から、
印象派、ポスト印象派、20世紀のドイツ、20世紀のフランスの数々の作品のうち、
モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、モディリアーニ、ピカソなど、
選りすぐりの52点が来日したのが今回の展覧会。

高校時代から好きだったモネの『グラジオラス』という絵を見たくて行ったのですが、意外にも、心惹かれたのは、ピカソの『アルルカンの頭部』という絵でした。

モデルのアルルカン(道化師)の表情に、彼の持つ光と影の両面が非常に巧みに表現されている点。
そして、画家ピカソの表現方法が時代とともに大きく変化する過程を見て、ピカソの自己表現を追求するどん欲さに心惹かれたからです。

モデルはどんな想いでその場にいたのか。
画家はどんな想いでその絵を描いたのか。

モデルや画家に想いを馳せながら絵を見ると、たくさんの発見がありました。

 

一つの顔に隠された、光と影

1905年に描かれた『アルルカンの頭部』。
(写真を掲載できなくて、残念です…。ピカソがキュビズム※を開拓する前の絵です)

この絵のモデルとなったアルルカンの顔は、ぱっと見たところ、右半分が光に照らされて、左半分が影になっています。
はじめは、ただ単に、光の影響で陰影ができているだけだと思っていました。

でも、よくよく見ると、光に照らされて明るくなっている右半分の表情は、ちょっと物思いにふけっているような、柔らかい表情。

しかし、影になっている左半分の表情は、対照的に、怒りを感じるような、厳しい表情。

一つの顔の右半分と左半分に、それぞれ柔らかさと厳しさという両極端の表情が隠されており、そのモデルとなったアルルカンが、パリという大都会の片隅で道化師として生きながら抱える両面性、そして、その存在の強さを感じました。

私が好きな、鮮やかで明るい色を使った絵ではなかったものの、その存在感ある表情に、目が奪われてしまった一枚。

※対象を多視点でとらえて小さな面に分解して描く方法。
あの独特の、子どもが描いたのではないかと思ってしまうような、でもよく見るとすごく緻密に切り貼りされたかのような、ピカソに代表される独特の手法。

 

自己表現の方法は、自己の成熟とともに変化する

ピカソと言えば、キュビズムといった印象がありました。
今回の展示も、キュビズムの手法で描かれたピカソの『読書する女』(この写真の一番下に写っている絵)が、日本初公開で展覧会の目玉の一つとされていました。

でも、ピカソの絵は、キュビズムだけでは語れない
『アルルカンの頭部』など、ピカソが描いたキュビズム以外の絵を初めて見て実感しました。

今回の展示では、1905年から1960年にいたるまで、6点のピカソの絵がありました。
その絵の変遷を見ていると、時代を経るにつれ、そして、自分が成熟するにつれ、より自己を表現できる新たな表現方法を開拓している姿が想像できました。

同じ人が描いたとは思えないほど、表現方法が異なるピカソの絵。
でも、そこには一本の共通する筋が通っているような。

常に新たな自己表現を開拓する、ピカソのどん欲さと情熱。
既存の価値観にとらわれないその姿。

アートとは、写真にしても、絵にしても、結局は作者が自分自身を表現するもの。
今回の展示を見て、その思いを強くしました。

 

自分を表現するには〜心に響く手法を取り入れ、アレンジしていく〜

もっと自分らしく生きたい。そして、自分を表現したい。

この想いを抱いている人は、多いのではないでしょうか。私もその一人。
でも、急に自分を表現しようとしても、どうすれば良いのかわかりません。

私は、ここ3年ほど、そもそも私はどうなりたいの?私の幸せって何?私らしさって?
と、なかなか出口の見えない迷路をさまよい続けていました。笑

美術館で写真や絵などを見るようになって、そして自分探しの迷路をさまよい続けて、わかったことは、

  • 初めは、自分が好きと感じるものをマネして取り入れていくことで、だんだんと自分の軸となるものが見えてくる
  • そして、そこに自分の想いを伝えられるよう、自分なりのアレンジを加えていくことで、自分を表現できるようになる

ということ。

そして、大切なのは、既成概念にとらわれず、常に自分の軸に基づいて自分を表現する方法を追求し続けるということ。

軸というものは、いったん見つかると、そう簡単にブレるものではないと思います。
でも、その軸に基づいて、自分を表現する手法は、自分が成熟するにつれ、変化するものであると思う。

自分の軸に基づいて、自分を表現する。
そして、自分にしか生きられない人生を生きる。
それこそが、楽しくて、幸せな毎日を過ごす秘訣だと思います。
私は、そんな毎日を過ごしたい。

今回のピカソの絵を見て、自分らしい人生をどん欲に求めていこうと、決意をあらたにしました!

※デトロイト美術館展は、1/21までなので、ご関心のある方はお急ぎください☆

 

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ABOUT ME
Eri Ninomiya
私の人生を変えてくれた「ハワイ」の魅力をお伝えすることで、皆さんの毎日が、もっとハッピーになるようお役に立てると嬉しいです!